もりびと倶楽部(森の再生・暮らしの見直しプロジェクト)

森(もり)を守る、守り人(もりびと)に市民がなっていける、
そんな森と共生し生活していけることを目指すプロジェクトです。
「文明の前には森林があり、文明の後には砂漠が残る」という有名な言葉がありますが、現在の日本には、逆に、戦後大規模な植林がされたもののグローバル化経済のもと、価格の見合いがとれず手がつけられなくなってしまった森がたくさんあります。
せっかく保有している森林資源をこのまま朽ちさせてしまうことは、環境上も経済上も大きな痛手となります。
森に入っていきます。

とはいえ、日本の森は急峻なため、重機を入れることができず効率よく安い価格で木を切り出すことができません。
またそのため間伐や枝打ち、ツタの伐採も進まないため、森は細い木が多くなり光が差さないため、鬱蒼とし木は根を張れなくなっています。
そして、木が根を張ることができないと、木の根が土をつかめなくなり、豪雨などが起こった場合、大規模土砂災害になってしまうことが多くなってきています。
間伐した木を切り出します。
そこで、自分たちで森に入り木を切り出し、薪にして暖をいただくことはできないだろうか、
その熱で調理はできないだろうか、その熱でお風呂は沸かせないだろうか、
海外の森を伐採しなくても、日本の森の手入れをしながら石油や電気を使わず暮らしていくことができれば、どんなにいいだろう。
「もりびと倶楽部」はそんな活動です。
田もり倶楽部(休耕田復活プロジェクト)

使われなくなった田んぼ(耕作放棄地)を復活させる活動です。
米価の低迷や農業者の高齢化等により、日本の耕作放棄地は、年々増えています。
耕作放棄地を田んぼに戻しています。

「田んぼ」はお米の生産だけでなく、小さな「ダム」として洪水を防いでくれたり、気温の上昇を防いでくれたり、 メダカやカエル等の生き物さんのすみかとなり土を豊かにしてくれたりと、 様々な役割を担っています。
耕作放棄地を田んぼに戻し、なおかつ石油等の化石燃料を使わずお米を作ることはできるのか?
「田もり倶楽部」はそんな活動です。
田んぼ(水をはる前)になりました。

牧草地になっていた土地を田んぼに戻すため
畦を作っています。

本業の合間に集まるため
雪の中の畦づくりとなりました。
*もりびと倶楽部・田もり倶楽部は現在活動の検証期間に入っています。
次の世代の方々を応援する活動 ~北海道独歩塾~

自然食料理人の方、木こりさん、大工さん、家具職人の方、パン屋さん、公務員の方、会社員の方、主婦の方、学生さん…
といった様々な職種の20代~40代の方々と、日本や世界、地域のこと、産業のこと、食のこと、住まいのこと、家族や子育てのこと、地球環境やエネルギーのこと、様々なことを話し合います。
本業の合間に集まり研鑽を積んでいます。

大学講師であり環境経営コンサルタントでもある、古今東西の出来事を見てきた講師の話をきっかけとして、様々なアイデアが出て、 自分自身や地域のことをより深く理解し、良い未来を形づくっていく場となっています。
